えほんの丘

いわむらかずお絵本の丘美術館がある、えほんの丘には、雑木林やくさっぱら、桑畑、杉林、檜林などの里山のフィールドと、えほんの丘農場があります。

えほんの丘は、いわむらかずお絵本の丘美術館周辺にひろがる里山のフィールドです。

◆えほんの丘農場
えほんの丘美術館の趣旨に賛同し、観察体験農場として場の提供をし、ともに活動してくださっている、佐藤幸男さんの農場です。約4ヘクタールの畑の作付けがおこなわれています。佐藤さんの指導による農業体験、『たねまきたねまき』、『くさとりくさとり』、『しゅうかくしゅうかく』、など楽しいイベントが行われます。
◆くさっぱら広場
那珂川の清流、のどかな田園風景が一望でき、いろいろな野の花が咲く草原です。展望台から見るえほんの丘からの夕日は格別です。ノウサギやキツネが横切ることもあります。うさぎのフン『うさふん』を探してみよう。展望台の近くにあるクルミの木に実がなる季節になると、リスが実を食べにやってきます。
◆くりのみ坂
農場へ向かう、雑木林の坂道。春には山桜が咲き、秋になると山栗がころころ坂をころがります。途中に『もぐらの横断歩道』があります。
◆うぐいす谷
春、3月になるとウグイスたちが鳴きだします。田んぼからはカエルの合唱が聞こえてきます。夏には、ホタルの観察会をしています。
◆りすのちくりん
大きなクルミの木がある竹林。静かに待っているとクルミの実を探しにやってくる、リスのちくりんに会えるかもしれません。
◆とんび谷
ティールームから見える杉の木に、ムササビ用の巣箱が取り付けてあります。2015年の春もムササビが巣箱から顔を出しているところや、日が沈んだ頃に滑空する姿が見られました。風の強い日や、雷の鳴っているときなどは、昼間でも巣箱の穴から顔を出すことがあります。運がいいと、ムササビの顔が観察できるかもしれません。美術館に御来館の際は、ティールームのデッキにおいてあるフィールドスコープで、巣箱の様子を観察してみてください。

この他にも、『なしの実小道』、『フジのジャングル』、『赤ちゃん牧場』、『とんぼいけ』、『桑畑』などいろいろなフィールドがあります。

◆えほんの丘(馬頭町子どもの森)
えほんの丘は、子どもたちが豊かな里の自然の中で遊び、生きものたちと出会い、そして農村と都市の子どもたちの交流を図る場として、また地域の活性化を目 的に整備されました。この事業は馬頭町が栃木県の『子育ち子育て総合支援事業』(平成9年〜10年)を導入し、子どもの森整備事業として『いわむらかずお 絵本の丘美術館』の周辺の森林約10ヘクタールに、遊歩道や自然観察広場等を整備したものです。